作曲家/ソロ・アコースティック・ギタリスト、南澤大介のブログです。
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南澤大介(みなみざわだいすけ):1966年12月3日生。プラネタリウム番組のサウンドトラック制作などを中心に活動中。CD付き楽譜集「ソロ・ギターのしらべ」シリーズ(2010年現在累計35万部)などの著作もあり。

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10「聖歌」
 1993年に荻窪・アールコリンで上演された、劇団キャプテン・チンパンジーの演劇「ジャンヌ・ダルク」のサウンドトラックとして、ピアノで作曲。「ジャンヌ・ダルク」は、フランスの王子に恋しジャンヌ・ダルクとして陸に上がった人魚姫の、哀しい愛の物語。この曲はラストシーン近く、ジャンヌが処刑台に向かうシーン用に書いたものですが、実際の公演では未使用でした。あまりギター向きの楽曲ではありませんが、自分の中では「ジャンヌ・ダルク」と対になっているので、今回アレンジして収録しました。
 使用ギターはYOKOYAMA AR-WH-299で、チューニングはドロップD。3フレットの全弦と、5フレットの2~6弦にカポを付けています。


11「ジャンヌ・ダルク」
 「聖歌」と同じく、演劇「ジャンヌ・ダルク」のメイン・テーマとして、ピアノで作曲。このお芝居は何度か再演されており、1995年の再演時は、劇場(たしか池袋のシアターグリーン)にコンピューター(mac、たぶんIIciか8100/80AV)とシンセサイザーを持ち込んで、生演奏で音を付けていました。
 使用ギターはモーリスS131Mで、チューニングはドロップDのカポ2です。


▲「聖歌」「ジャンヌ・ダルク」のオリジナル・ヴァージョンが収録されているCD『ジャンヌ・ダルク』。


12「海へ抜ける道」

 ぞんぞんプロデュースの公演「ラブ・スターズ・デイ」のサウンドトラックとして、1991年にピアノで作曲。このお芝居は「リトル・マーメイド」を改題・改稿したもので、当然メインテーマは「リトル・マーメイド」でした(ハーモニクス部分は、「リトル・マーメイド」冒頭部のメロディです)。「ラブ・スターズ・デイ」サウンドトラックに収録したのは私が歌ったヴォーカル・ヴァージョンで、後に友人の水野ノブヨシくんとのユニットSol, Vento, e Marのアルバムには、サックスによるインストゥルメンタル・ヴァージョンも収録しました。自分の音楽の核である“寂寥感”をはじめて具体化した曲でもあります。
 使用ギターはモーリスS121spで、チューニングはドロップD。4フレットの全弦と、6フレットの2~6弦にカポを付けています。


▲「海へ抜ける道」のSol, Vento, e Marヴァージョンが収録されているCD『Gemini』。
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