作曲家/ソロ・アコースティック・ギタリスト、南澤大介のブログです。
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南澤大介(みなみざわだいすけ):1966年12月3日生。プラネタリウム番組のサウンドトラック制作などを中心に活動中。CD付き楽譜集「ソロ・ギターのしらべ」シリーズ(2010年現在累計35万部)などの著作もあり。

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 ひきつづき「恥ずかしがり屋の僕はやぎ座。」の作業。昨日録音したエレキギターを繋ぎ、部分的に12弦ギターを加え(もちろん打ち込み。SONIC REALITY社のAmerican HeartlandをMOTU MachFive1でドライブ)、他の楽器もいろいろ修正していく。逆回転ソロの部分がちょっと薄味な感じだったので、ビートルズの「イッツ・オール・トゥ・マッチ」をイメージして4分のパーカッションを加える(あれ、高橋幸宏さんヴァージョンだったっけ?)。

 ともあれ、〆切までに1日を残して完成。明日はちょっと別の作業を挟んで、明後日はもう次のサントラの打ち合わせなのである。
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 ひきつづき「恥ずかしがり屋の僕はやぎ座。」の作業。アコースティック・ピアノ(愛用のSynthogy社Ivory)を加えた後、エレキギターの録音。サウンドトラックの制作作業の場合、特にバッキングのエレキギターなどはほとんど打ち込み(MIDI)で済ませている。これはフレーズを端正にできるのと、テンポや構成の変更に簡単に対応できるからで、たいていMOTU MackFive1プリセットの、軽いエレキをエディットしたもの…意図しない音色変化を減らすため、スプリット・ポイント(すなわち使う波形)を減らして、エフェクトをオフにしたもの…か、ULTIMATE SOUND BANK社のPlugsound 2やSONIC REALITY社のAmerican HeartlandやVintage TimetravelerをMachFive1でドライブしたものを使うことが多い。それに、後からNATIVE INSTRUMENTS社のソフトウェア・エフェクターGuitar Rig 2を掛けるのである。

 とはいえ、今回のように逆に多少荒くても「手弾き感」が欲しい場合は、やっぱり本物のエレキを生で弾くほうが楽だったりするので、とっとこ録音。フレーズや弾き方を考えながら何度も録音していき、最終的に良きところを繋いでいくのだが、作りながら弾いていくため、最初の頃に録音したものは(イメージが変わってしまうため)たいてい使えないのである。今回だと、フレーズの弾きやすさの問題から6弦をF#にして何テイクか録音するも、結局使わず(とほほ)。まぁ、1発でOKテイクが録れればいいのだが、そんな腕は無い。

 バッキングを録り終えた後、一カ所だけ作ったギター・ソロ部分を録音。これはあとで逆回転にするので、録っては逆回転にして聴き、フレーズを直してはまた録り…という作業。そんな手間もまた楽しからずや、なのである。
 構成変更曲(『星占いパラダイス』の「恥ずかしがり屋の僕はやぎ座。」)の作業。オールディーズ〜ビートルズ風の曲なのだが、以前のデータを開くと、MachFiveでむりくりドラムループを再生していた(一旦オーディオファイルで書き出してあったけど)。テンポをあわせるのにトランスポーズを使っていた…懐かしい。

 少しスケジュールに余裕が持てたので、楽器を全て新しく録音しなおすことにして、まずはドラムから。今回もSpectrasonics社のStylus RMXが活躍(Big Fish社のBrain One Stroke Doneをインポートして使用)。結局3基使用してしまった(あとで書き出さないとCPUがツラそう)。ベースは同じくSpectrasonics社のTrilogyで、そのままだとサスティンが効き過ぎるのでADSRのSを下げDを上げてほどよい減退に調整(あとでNative Instruments社Guitar Rig2を掛ける予定)。

 ここに明日アコースティック・ピアノを加えた後、エレキを録音する予定。
 既存曲の編集が終了したので、新曲のラフ書き…のつもりが、肉付けまで終わらせてしまう(OKが出たからよかったけど)。あとは構成の変更が必要な1曲を11日までに仕上げる予定。
 2008年サウンドトラック制作4連戦の3つ目、「十二星座パラダイス(仮)」の打ち合わせ。番組演出の宮部氏とはMOTU Digital Performerのデータをやりとりしているのだが、ここ最近私のヴァージョンが5.11のまま(宮部氏は5.12)で、受け渡しがちょっと煩雑だったため、こちらも5.12にアップ(アップデータCDはずいぶん前に届いていた)。5.12から日本語表記なのだが、英語表記に慣れているためあらかじめ「情報を見る」の日本語表記をオフにしておく。英語フォントも少し変わったが、これは自分的には好印象。

 さて番組自体は、以前手がけた「星占いパラダイス」のリメイクなので、以前のデータを開きつつ修正の仕方を考えていく。先日まで手がけていた「天体観測」よりも最近の作品(2004年)なので、基本的にはMOTU MachFive(1)を中心としたソフト音源によるアレンジ。そのため、同じ音を再現しやすいのである(「天体観測」の時は、既に処分してしまったハードウェア音源で作られていたので、作り直す場合1からの作業となる)。

 作業としては、波形レベルの編集で済みそうなのが3曲、編曲〜録音しなおすのが1曲、新曲が1曲(それを2パターン)ということに。来週の水曜日に次の番組の打ち合わせなので(そちらはまったくの新作)、それまでに終わらせる予定でスケジューリングし、早速作業を開始。

 波形編集は予定の3曲中2曲で行い、1曲はデータの再現が簡単だったためシーケンス(MIDI)レベルで曲の構成を調整して録音し直す。メインテーマは、大サビの後で半音転調しているためにちょっと手がかかる(構成の再編集のしやすさを考えると、曲をブロック分けしたときにいろいろ組み替えられる方が良い…というのはサントラの基本だったのだが…この時はちょっと色気を出してしまったのである)。ともあれ、これも既存の波形の断片から再構成終了。

 次は新曲のラフ書きと、平行して編曲し直す曲の骨格(構成)作り。しかしこの編曲し直し曲、エレキギターが生録だったので、まずそれを生かすのか弾き直すのか、はたまた打ち込みに差し替えるのか考えないと…。
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