超絶ギタリストにして我が心の師、マイケル・ヘッジスのCD
『ウォッチング・マイ・ライフ・ゴー・バイ』(CDでのアーティスト表記はマイケル・ヘッジズ)が、BMGジャパンより10月22日に再発。これは彼の3作目で、インストの前2作から一転したヴォーカル・アルバム。一聴すると優しい印象の曲もあるが、聞き込むと静謐で鋭角的。超絶なギターも健在。ベスト盤
『ビヨンド・バンダリーズ』に続き、南澤はライナーを書かせて頂きました。
これまで国内では長らく廃盤になっていた他のアルバム(『ビヨンド・バンダリーズ』と『オラクル』のみ既発)もすべて再発とのことで、これを機に彼の音楽に触れる人が増えると嬉しいのである。
『ブレックファスト・イン・ザ・フィールド』(右)ナチュラルな音色が特徴の、まだ初々しいファースト・アルバム。半数以上の7曲がソロ・ギター・スタイル。
『エアリアル・バンダリーズ』(左)最高傑作の呼び声も高いセカンド。「ソロ・ギターのしらべ 法悦のスタンダード篇」で取り上げた「ラガマフィン」収録。
『ライヴ・オン・ダブル・プラネット』(中)4枚目はライヴ・アルバム。パフォーマー、ヘッジスの真骨頂。ここでしか聴けない曲も有り。
『タップルート』(右)アンサンブル指向への過渡期的作品である5枚目。映画「奇跡のシンフォニー」でカーキ・キングがカヴァーしていた「Ritual Dance」収録。
『ロード・トゥ・リターン』(左)6作目は、全曲アンサンブル。ほぼ全ての楽器をヘッジス自身が演奏。
『オラクル』(中)7作目にして最後のアルバム。ラストの12〜13曲目は私には鎮魂歌に聞こえてしまう。
『ともしび』(右)彼の死後、デモを再構成して作られたアルバム。
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