作曲家/ソロ・アコースティック・ギタリスト、南澤大介のブログです。
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南澤大介(みなみざわだいすけ):1966年12月3日生。プラネタリウム番組のサウンドトラック制作などを中心に活動中。CD付き楽譜集「ソロ・ギターのしらべ」シリーズ(2010年現在累計35万部)などの著作もあり。

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 ゴダイゴは、私が多大な影響を受けたミュージシャンの中の一グループである。もともとは小学生の頃、ゴダイゴのかなり熱烈なファンだったクラスメイトからLPを借りたのが始まりだった。その頃はドラマ「西遊記」主題歌の「モンキー・マジック」や「ガンダーラ」が流行っていたはずだが、見ていなかったのでよく知らなかったのである。初めてTVでライヴを見た時は、日本人なのになんで外国の曲ばっかりカバーしてるんだろう…と思った(笑)。オンタイムで聞き始めたのは、1979年の『Our Decade』(下記リンク上左)から。13歳だ私。
 ヴォーカルのタケカワさんの歌や声質もさることながら、愛だの恋だのとは無縁の陰りを帯びた歌詞(『Our Decade』や『Dead End』)、アルバム丸ごとひとつのコンセプトに基づいたテーマ性(私が『Sgt. Peppers〜』を知るのは中学に入ってからなのだ)、そして今思えば、メロディやコード感がポップなのにどこかヒネられた、噛めば噛むほど味が出るような楽曲の高い音楽性(「銀河鉄道999」の転調に気づいたときは、けっこう衝撃でした)。そんなところに魅力を感じていた(いる)んだと思う。
 今でも作曲の仕事の時に、フッと力を抜いて作ったメロディが「なんだかどこかで聞いたことがあるなぁ…」という気がして、数日後に「あ、これゴダイゴの○○だ!」とようやく気づいて書き直す…ということもあったりして、そのくらい自分の根っこの部分を形作っていたりする。
 さて、そんなゴダイゴの旧譜CDが、今年の3月に再発されるとの情報が。そして全オリジナル・アルバムを収録したBOXセットもアナウンスされている(下記リンク上中)。私の持っている、以前15周年記念でリリースされた10枚組のBOXセットは、レア曲などは多くて良かったのだが、オリジナル・アルバムから曲を削って収録されていた(「Magic Painting」とか「Panic〜Images」とかが無い)。最近またよく聴いたりしていて、そんなヌケ曲がちょっと歯がゆかったところだったので、グッドタイミング…とばかりにAmazonで予約。

 話は変わって。オンタイムで聴いていなかったにもかかわらず、郷愁を感じてしまう音楽がある。…「郷愁」という言葉とはちょっと違うか。うーん、自分が中学生とか高校生くらいの頃に抱いていた、「大学生」という言葉のオトナなイメージ…というか。下北沢、学生運動、学生街、4畳半一間のアパート、下宿…実際には学生運動も終わってたし自宅から通ったのでアパート暮らしもしてないのだが、そういうあたりの「古き良きオトナの世界」へのアコガレのようなものが、音楽から香り立つのを感じることがあるのだ(たぶんとても極私的な感覚なのでしょうけれど)。
 自分にとってそんな音楽がSHOGUNであり、大貫妙子さんの1〜2枚目であり、Charさんの1〜3枚目である(いずれも大人になってから初めて聴いた)。要するに70年代後半の香り、ということか。
 で、Charさんの3枚目『Thrill』(下記リンク上右)。14〜5年前に演劇のサウンドトラックを作る際、「こんな感じの曲が欲しい」と言われて聴かされたのが、このアルバムに収録されている「Wondering Again」だった。寂寥感と、日の出のようなすがすがしさが同居するこのバラードに心を打たれ、以来自分のお気に入り曲のひとつになり、今でもたまに聴いたりしていたのだが。
 つい先日、上記のゴダイゴ新BOXなどの情報をネットで調べるうちに、この『Thrill』の(LPでの)B面はゴダイゴが演奏しており、「Wondering Again」はゴダイゴのトミー・シュナイダーさんの作詞によるものだと知った(遅…)。これはもしかして、自分の「ゴダイゴ・アンテナ」に反応していたのか!?なーんて思ったり思わなかったり。アルバムそのものを持っていないので、アーティスト・クレジットも歌詞も解らないままだったのだが、近いうちに探して買ってみることに。

 さらに余談。「赤ちゃんと僕」などで有名な漫画家の羅川真里茂さんに「ニューヨーク・ニューヨーク」(下左)という、ゲイの主人公の愛と絆を描いたコミックがある。ゲイといっても昨今のBL系とは違いかなりシリアスで、十分普通の恋愛モノとして読める内容(ちなみに私は、BLはある種のファンタジーだと解釈しています)。そのラストシーンに、この「Wondering Again」がとても良く合う…気がする(これもとても極私的な感覚なんだろうなぁ)。もし両方ご存じの方は、試しに曲とコミックをリンクさせてイメージしてみてください。もしピンと来たら…同志だ(笑)。


 Amazonでヴァンゲリス(ギリシャのシンセサイザー奏者。「炎のランナー」とかが有名)のCDをつらつら見ていたら、『ブレードランナー』の25周年記念サントラ(下記リンク左)が発売されていて、つい購入。公開当時、劇場に見に行ったなぁ(たしかパンフもあるはず)。で、「輸入盤2枚買ったら1割引」キャンペーンに惹かれ、他のヴァンゲリスのタイトルを物色。前から欲しかった「托鉢僧D」の入っている『Spiral』(中)と、ついでに『反射率0.39』(右)を購入。どちらもWindham Hillからのリイシューで、なんだか不思議な感じ。

 「托鉢僧D」はその昔AMラジオのNHK第二放送で「ラジオSFコーナー」という番組をやっていて、そのテーマ曲として使われていたのである。森下一仁氏の「ヌクヌク」とか、ほんとにワクワクしてラジオを聴いてたものです(ググってみたら1980年6月放送とのこと。28年前。ああ青春…)。

 しかしipodを導入してから、音楽の買い方が変わったなぁ。あとさき考えずにサクッと購入…(でじゃぶ)。


 現代音楽の作曲家で、ミニマルミュージックの大御所、フィリップ・グラス(ご本人は「ミニマル」という呼称はお嫌とのことですが…)。私は学生時代に『The Photographer』(下記リンク上左)というアルバムをエアチェック(もしかして死語?…ラジオから録音することです)したのがきっかけでよく聴くようになった。メロディ至上主義(?)の私には珍しく、グラスの音楽はメロディが不在であることが多い。特にソロ・ピアノ曲はアルペジオによるコードが延々と続くものがよく見られるのだが、でもそれが難解ではなく、とても心地よい。流していると見事に外界を遮断してくれるので、最近は特に、グラスのピアノ曲を聴きながら仕事することも多い(作曲する時は無理ですが、原稿を書いたりする時ね)。

 グラス自身のソロ・ピアノ・アルバムは、私の調べた限り『Solo Piano』(上中)と『Etudes for Piano, Vol.1』(上右)しか見つからない(いずれもかなりよく聴いている。余談だが『Solo Piano』はジャケ違いが多く、持ってない!と思ったらこのアルバムだった…ということがよくあるのである)。グラスにはベスト盤やオムニバスも多く、なかなか探し切れていないのが現状だが。でも、他のピアニストが演奏したグラスのピアノ曲集は何作か出ているので、持っていなかった何作かをなんとなく一気買い。

 『The Music of Philip Glass/Paul Barnes』(中左)は、グラスの非ピアノ曲をPaul Barnesがソロ・ピアノ・アレンジした曲集。ジャン・コクトーの映画にグラスが音楽を付けた「コクトー3部作」のうちのひとつ『オルフェ』のサウンドトラックを組曲化した7曲に、オペラ『浜辺のアインシュタイン』『サティアグラハ』『アクナーテン』からの3曲による「トリロジー・ソナタ」、最後にデジタル・オペラ『モンスターズ・オブ・グレース』からの「エピローグ」を加えた全11曲。

 『Glass: Piano Music/Jay Gottlieb』(中中)は、『グラスワークス』のオープニング曲「オープニング」(『グラスワークス』では次のアンサンブル曲「フロー」とメドレーになっているが、基本はソロ・ピアノ曲)に始まり、84年ロス五輪公式曲「オリンピアン」と続く。ただし、あとはすべて『Solo Piano』収録曲である。「メタモルフォーシス1〜5」(グラスが音楽を手がけた、カフカの「変身」をモチーフにした映画「The Thin Blue Line」中の曲…らしいのだがサントラ未聴。次買おう)、「マッド・ラッシュ」、「ウィチタ・ヴォーテックス・スートラ」(もともとは詩人アレン・ギンズバーグとの共作『ハイドロジェン・ジュークボックス』中の1曲。手持ちの『Solo Piano』では「Wichta Sutra Vortex」という表記になっているが、グラスのオフィシャルサイトでは「Wichta Vortex Sutra」。ギンズバーグの同題の詩がモチーフのようだし…謎)。全9曲。

 『Music from The Hours/Michael Riesman』(中右)は、映画「めぐりあう時間たち」のオリジナルサウンドトラック(こちらはアンサンブル)を、Michael Riesman(サウンドトラックにも参加)がソロ・ピアノに再構成したもの。全14曲。

 『Piano Music of Philip Glass/Aleck Karis』(下左) も、やはり『Solo Piano』収録曲が中心。「ウィチタ・スートラ・ヴォーテックス」「メタモルフォーシス1〜5」「マッド・ラッシュ」と続き、「オープニング(グラスワークス)」、最後にコンスタンス・デ・ヨング(オペラ『サティアグラハ』の作者)のパフォーマンスのために書かれた「モダン・ラヴ・ワルツ」のピアノアレンジを収録。

 『ミニマル・ピアノ・コレクション/イェロン・ファン・フェーン』(下中)は9枚組で、グラスのほかにマイケル・ナイマンやらテリー・ライリーやらの曲を収録。Amazonでは邦題が付いていて一応日本盤のようだが、商品には一切日本語無し。でも外盤は2000円以上高い(謎)。

 ちなみにグラスのソロ・ピアノ集では、Arturo Stalteriの『Circles』を以前から持っており、既に愛聴盤。

 しかしipodを導入してから、音楽の聴き方(というより買い方?)が変わったなぁ。あとさき考えずにサクッと購入…。

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