結局次は「Christmas Rose」にとりかかる。細部を迷いつつも、採譜自体は昨日までに終了、今日から浄書。この曲はカポが使われているのだが、D社では実際に鳴っている音を五線譜に記すので、作っていて毎回混乱してしまう。どういうことかというと、例えば「ソロ・ギターのしらべ」の場合、Amはカポをどこにつけていても五線譜にはAmで記譜する(カポを付けたフレットがEADGBEになる…というイメージ)が、押尾さんの楽譜ではAmは、もし2カポなら五線譜上ではBmと記譜し、4カポだとC#mと記譜するのである(TAB譜はどちらも同じで変わらず)。初めて押尾さんの楽譜を手がけた『Panorama』でもこれを間違えて、実は一度完成した楽譜を作り直した事もあった。
ギタリストにとっては前者が一般的な気がするのだが、どうなんだろう。ただ、ギターを弾けない人…たとえばピアニストが、五線譜を追ってCDと合わせたりしたい場合は、当然後者でないと音程がずれてしまうのだが…。
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