「ソロ・ギターのしらべ」第3作目、“至上のジャズ・スタンダード篇”が増刷(第5刷)され、近日中に書店さんや楽器店さんに並ぶのですが、ちょっと残念なお知らせがあります。
実は、このジャズ篇に収録されているスティーヴィー・ワンダーの楽曲「マイ・シェリー・アモール」と「迷信」(ベック、ボガート&アピス)ですが、権利関係の問題により、今回の第5刷では楽譜が収録できなくなりました。そのためやむをえず、楽譜をダイアグラムによる運指表に差し替えています(CDにはこれまで通り収録されております)。
「ソロ・ギターのしらべ」に限らず、楽譜集というものは、収録する楽曲の使用許可を得る手続きをして、それがクリアになってはじめて店頭に並びます(当然ですが)。そして、これは最初の制作時だけでなく、再版時…つまり刷り増しをする際にも、もういちど使用許可を得る手続きが必要になるそうです。そのため、まれにですが今まで収録されていた曲が使用できなくなることもあり(今回そうなってしまいましたが…)、場合によっては再版を断念する(すなわち、本そのものを絶版にする)ケースもあるそうです。編集スタッフのNさんがスケジュールぎりぎりまで、なんとかこれまでどおりの形で再版できるよういろいろ手を尽くして下さったのですが、残念ながらこのような結果になってしまった次第です。
もしこのジャズ篇を近々購入予定だった方で、上記「マイ・シェリー・アモール」か「迷信」を弾くのを楽しみにされていた方がいらっしゃいましたら、大変申し訳ないのですが、早いうちに楽器店さんの店頭などでお探し頂くか、中古を購入されることをおすすめいたします。
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