作曲家/ソロ・アコースティック・ギタリスト、南澤大介のブログです。
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南澤大介(みなみざわだいすけ):1966年12月3日生。プラネタリウム番組のサウンドトラック制作などを中心に活動中。CD付き楽譜集「ソロ・ギターのしらべ」シリーズ(2010年現在累計35万部)などの著作もあり。

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 長岡ジャスコ店さんギターセミナーでの質問コーナーにて、時間の都合で解答しきれなかった分をここでお答えします(質問の文章は、簡略化してある場合があります)。駆け足気味のご返答ですが、ご容赦下さい。さらに深くお尋ねになりたい事がありましたら、掲示板に書き込んで下さいませ。



【Q】 日々の練習時間は?(Nさん・26歳)

【A】 決まった練習時間は取っていません(そのため、あまり弾けていません…いかんです)。


【Q】 楽器を演奏するに当たって心がけていることは?(Nさん・26歳)/演奏するときは何を心がけていますか?(Aさん・35歳)

【A】 大前提として、“丁寧に”。そして“歌うように”。それと、“気持ちを集中して”ですが、これがなかなか難しいです。


【Q】 弦を押さえるときのコツは?握力を付けた方がよいのか、それとも力を抜きながら押さえるコツのようなものがあるのでしょうか?(Iさん・24歳)

【A】 私自身は力を入れる方で、良い音になるようにかなり強く押さえています。もっとも、必要無いところ…たとえばFのローコードでは、人差指で1フレットをセーハしますが、3〜5弦は別の指が上のフレットを押さえるので、実際にきちんと押さえなければいけないのは1、2、6弦だけですよね。それらを効率よく押さえられるよう、人差指の上下位置を工夫してみるのもよいでしょう。それとアルペジオでは、弾く順番に押さえていけばよいですし。
また、柔らかい弦を使う、全弦下げチューニングにする、という方法もあります。それによって、左手はほとんど触るだけのような感じで押弦するようにできます(聞いた話ですが、トミー・エマニュエルやジョン・レンボーン、住出勝則さんは、柔らかい弦を使ったり、チューニングを下げたりされているそうです)。ただし私の場合は、右手のタッチがとても難しくなってしまうので、柔らかい弦を使うのは断念し、しっかりした音の出る太めの弦を使っています。


【Q】 ストロークが一定のリズムにならないのですが、メトロノーム以外でオススメはありますか?(Iさん・24歳)

【A】 自分の好きな曲に合わせてストロークし、それを録音してみましょう(自分の音は左チャンネル、オリジナルの演奏は右チャンネル、などと分けられるとベターです)。“メトロノーム以外で”とのことですが、メトロノームとリズムのオモテを合わせるのではなく、メトロノームがリズムの“ウラ”になるように、鳴らしながら弾いてみるとおもしろいですよ。


【Q】 プロと素人の演奏の一番の違いは何だと思いますか(Iさん・24歳)

【A】 あくまで私見ですが、正確さ・丁寧さだと思っています(そうであればOK、ということではなく、それが大前提だ、ということです)。


【Q】 ソロ・ギターの基本、はじめてプレイするにはどうしたらよいでしょうか。(Tさん・45歳)

【A】 普段は弾き語りをやられているとのことですので、アルペジオの伴奏に、ちょこっとメロディ・ラインが乗った感じ…とお考えいただければよいかと。具体的には、イベントでお話ししたとおりです。イベントのタイトルでもあります、拙作「はじめてのソロ・ギター入門」も参考にしていただければ幸いです。


【Q】 速弾きはどのようにすればできますか?(Aさん・35歳)

【A】 私自身は速弾きが得意ではないのですが、ピッキングが間に合わないのであればハンマリングやプリングなどで間を埋めるという方法もあります。


【Q】 普段のスケール的な練習でおすすめは?(Kさん・47歳)

【A】 私自身、スケール練習そのものをやらないので解りません…。「はじめてのソロ・ギター入門」に、ベース音を加えたスケール練習のエクササイズを掲載してありますので、参考にしてみて下さい。


【Q】 オープン・チューニングでスタンダードのスコアを出す企画はないでしょうか(Kさん・47歳)

【A】 今はオープン・チューニングではほとんどアレンジしませんので、私がそういう本を出す可能性はほぼ無いと思います。


【Q】 指が短い人へのアドバイス(Aさん・45歳)

【A】 人によって手の大きさ、指の長さはさまざまですので、楽譜の通りに押さえられない場合は、適宜変更したり省略したりしていただければと思います。


【Q】 音を伸ばしたい部分で、どうしても音が途切れがちになります(Aさん・24歳)

【A】 押弦した音の場合は、必要なところまでしっかり押さえておく。開放弦の場合は、押弦した指などで触れてしまわないよう気をつける。などでしょうか。


【Q】 曲のアレンジで気をつけていること(Aさん・24歳)

【A】 作曲者の意図を損なわないようにすることが、まず第一です。あとは、どういう方向でアレンジするのか。たとえば「ソロ・ギターのしらべ」の場合は、オリジナルの雰囲気に似せて(近くなるように)アレンジしています。
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